一粒約1センチ11面のルドラークシャ（金剛菩提樹）は、ルドラの11の分割した姿をあらわすルドラ・シヴァ神をあらわすとされます。シヴァ神の帰依者にとって、このルドラークシャはもっとも強力かつ効果的なルドラークシャとされています。古代の聖典によると、百頭の牛を寄贈することによって得られる功徳が、このルドラークシャを身につけることで瞬時に成し遂げられるといわれています。11の姿のルドラは、猿神ハヌマーンをあらわし、ハヌマーンの御名によって悪霊や亡霊は逃げ去ると信じられています。ハヌマーンは学問、美徳、理知、叡智の化身です。したがって、このルドラークシャを身につける人は、これらすべての美点を手にすることができるといわれます。このルドラークシャは神々の王であるインドラの象徴でもあるとされます。インドラは永遠の幸福の象徴であり、インドラを礼拝し喜ばせる人々は、尽きることのない至福と幸運を授かると信じられています。そして、恐怖・不安から解放され、冒険に満ちた人生を勇気と自信を持って歩めるようになるといわれます。11面のルドラークシャは次のような特徴をもちます。・対応する神 : ハヌマーン・支配する惑星 : なし・利益面 : 勇気、信愛、自信・対応するマントラ : 「オーム・フリーム・フーム・ナマハ」あるいは「オーム・ルドラーヤ・ナマハ」